シクラメンの育て方
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お手入れ
花のお手入れをしよう!
花寄せをしよう!
- 花と葉が込み合ってきたら、葉と株もとに光が当たらなくなります。
葉と株もとに光を当てるために、花を重ねるように寄せていきます。
そうすると、花と葉に間隔があき、そこから根元に光を当てよう。
花がら摘みをしよう!
- 咲き終わった花は早めに取り除こう。
やり方は、花柄のつけ根をつまみ、軽くねじって引き抜きます。
※ハサミは切り口が大きくなり、細菌混入の原因になるので使用しないでください。
花のしおれ対策!
- 強風による打撃や水やりを忘れた場合、新聞紙にくるみ、日陰に置きましょう。
また、暖房部屋に置いて花がしおれた場合、部屋から出し、涼しい窓際へ移動しよう。
葉のお手入れをしよう!
葉組みをしよう!
- 花と葉が込み合ってきたら、葉と株もとに光が当たらなくなります。
葉と株もとに光を当てるために、葉のつけ根を上に、先端が下に向くように位置を組み替え、根元に光を当ててあげます。
葉摘みをしよう!
- 枯れ葉は、病気防止のため早期に取り除きましょう。
やり方は、葉のつけ根をつまみ、軽くねじり引き抜きます。
※ハサミは切り口が大きくなり、細菌混入の原因になるので使用しないでください。
水やり
使用する鉢の種類で水やりの仕方が違います!
水やりの注意点
花や葉の上から水やりはしない。
※球根や葉に水がかかると灰色カビ病になる恐れがあります。
普通鉢を使用した場合の水やり
- 表面の土が乾いたら、水やりを行いましょう。
葉を持ち上げて、球根や葉に水がかからないように、そっと土に与えましょう。
※鉢の縁から、静かに水を注ぎましょう。
- 水さし器を使用しよう。水の量は、鉢から水が流れるまでたっぷり与えましょう。
水をたっぷりと与えることで、鉢内の空気を上から下へ追い出すように、空気の入れ換えを行います。
普通鉢に受け皿を敷いた場合の水やり
- 表面の土が乾いたら、水やりを行いましょう。
受け皿に水を入れ、十分水を吸ったら、受け皿の水は捨てます。
底面給水式の鉢を使用した場合の水やり
- 水が無くなったら、水を入れましょう。
水の量は、5~8分目くらいの水を与えます。
参考プランター鉢/水さしはこちら!
温度・置き場所
日中と夜中の温度差に注意しよう!
温度管理
- 日中の温度目安:12~18度。
- 夜中の温度目安:5度以下にならないようにする。
※日中から夜中にかけて温度が下がるので注意しましょう。
※暖房部屋や床暖房への直置きは避けてください。
置き場所
温度管理同様に注意しよう!
置く場所 (12~3月頃)
- 暖かく、日光が良く当たる窓ぎわ寒風の当たらない日だまりに置きます。
窓ぎわだと夜間冷えるので、夜間だけ部屋の中央に移動、または厚手のカーテンの内側に置きましょう。
※暖房器具の近くに置かない。
置く場所 (4~6月頃)
- 4~6月は日差しが強いので、日中は遮光ネット(20~30%)などで遮光をしょう。
※年間を通し、植物活力剤などのビタミン剤を与えると丈夫になります。(ただし休眠状態の時をのぞく)
肥料
肥料の与え方を知ろう!
肥料の注意点
- 花が咲いている鉢花は、十分に肥料が効いているので与える必要はありません。
約1ヶ月くらいから切れてくるので注意しましょう。
目安として、葉が薄く黄化したら肥料を始めましょう。
与える肥料
- 化成肥料または液体肥料 (ハイポネックス原液など)。
肥料を与える時期
- 化成肥料は、月に1回くらい。
- 液体肥料は、10日に1回くらい。
使用量
- 化成肥料は、5号鉢に10粒程度、株に直接触れないように与えましょう。
- 液体肥料は、水に1,000倍程度薄めて与えます (普通鉢を使用している場合)。
- 液体肥料は、水に3,000倍程度薄めて与えます (底面給水式の鉢を使用している場合)。
参考用土/肥料はこちら!
病害虫
発生する病気や害虫を駆除しよう!
病気 (灰色カビ病)
- 症状 : 若葉/つぼみ/花弁などが変色して腐り、カビが発生します。
- 予防 : 枯れた葉/開花後の花がらを手で取り除きます。
※注意 : ハサミで取り除くと切口が大きくなり、菌が侵入する為使用しない。
- 治療 : サンヨール乳剤を水で500倍度薄めて与えます。
害虫 (アブラムシ)
- 症状 : 蕾や新葉の裏につきます。
- 駆除 : オルトラン粒剤を土にそのままばらまきます。
参考殺虫剤/殺菌剤はこちら!
夏越しの方法
家庭でできる夏越しの方法には休眠法と非休眠法があります!
夏越しとは
- 花が咲き終わったシクラメンを、また開花させることをいいます。
健全な株を残し、弱った株は破棄します。
夏越しできる株とは (目安)
- 球根が堅く、ハリがあり、新しい葉が増え、新芽が伸びています。
新芽や葉は枯れているものでも、球根がしっかりしているものは大丈夫です。
夏越しできない株とは (目安)
- 球根が柔らかく、腐っているものになります。
また、新しい葉が黄化し、球根がしぼんでいます。
夏越しの方法
- 休眠法
5~6月になり花が終わったら、徐々に水やりの回数を減らして行きます。
新しい葉が開かなくなったら休眠状態に入っているので、水やりをやめて雨の当たらない風通しの良い所に置いて、夏を越させます。
8月下旬から水やりを少しずつ再開し、植え替えをして下さい。
※休眠法は手間がかからず、球根の腐敗を防げますが、開花が1~2月に遅れます。
- 非休眠法
5~6月(花の終わりかけ)に1回り大きな鉢に鉢替えをし、日焼けや病害虫に注意して管理します。
梅雨が明けたらできるだけ涼しい場所に置き、50%程度遮光し、30℃以上にならないように注意して、8月下旬になったらさらに1回り大きな鉢に鉢替えします。
※非休眠法は遮光や病害虫の防除など管理に手間がかかり、球根が腐敗しやすい欠点がありますが、前年よりも1回り大きな株になり、11~12月に花を咲かせる事ができます。
植え替え
大きな鉢へ植え替えてみよう
植え替え方
- 鉢土を少し乾いた状態にしてから、株を鉢から抜きます。
根を傷めないように土を落として球根だけにします。
1回り大きな鉢に用土を入れて植え替えましょう。
植え替えに使用する用土
- 用土すでに配合されているシクラメン専用の培養土か、下記のような保水性のよい配合のものがオススメです。
配合例)小粒赤玉土:腐葉土:ピートモス=5:3:2
植え替えから開花まで
開花までチャレンジしてみよう!
水やり
- 土の表面が乾いたら、葉や球根に水が当たらないように水をたっぷりと与えます。
肥料
- 植え替え後、肥料は1週間控えます。その後、1週間に1回、1,000倍に薄めた液体肥料与えます。
病害虫
- 葉や花に広がる灰色カビ病があります。
予防としては、風通しの良い場所に置きます。
薬剤は、50倍に薄めた有機銅水和剤を塗ります。
その他
購入時、シクラメンを長く楽しむには、まずよい株を選ばなくてはなりません!
よい株の条件
- 株がよく締まりしっかりしている。
- 株に元気があり、葉数が多い(葉の数と花の数は比例します)。
- サイズの異なるつぼみを多く持っている。
- 球根が鉢土の上に顔を出している(葉やつぼみの基部が乾くので病気に侵されにくい)。
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