松、竹、梅を使って新春にふさわしい和風の寄せ植えを作りましょう。盆栽用の素材を使えば、箱庭のような小世界が広がります。初心者の方でも手軽に楽しめる寄せ植えを紹介します。 | ![]() |
・長方角鉢(プラスチック)10号
・軽石(中粒) 3L ・赤玉土(小粒) 中袋 ・腐葉土 2L ・化粧砂(寒水砂) 1kg ・鉢底ネット ・アルミ線(茶色) ・飾り用石 ・鶴、亀などのピックや置物 |
・寒梅 ・松・ポット苗 ・チゴ笹苗 ・ナンテン苗 ・フキタンポポ苗 ・寒菊苗 ・コケ(パック)(秋のうちに庭で採取してもOK) |
![]() 1. 材料は・松(黒松、五葉松など)・笹(チゴザサ、コグマザサなど)・梅(寒梅、色はお好みで白、桃)・南天、花苗(カンギク、フキタンポポなど)を使うと華やかになります。 |
![]() 2. 用土は赤玉土・小粒、腐葉土、化成肥料(少量)を混ぜて使用します。飾り用に化粧砂(寒水石)も用意します。 |
![]() 3. 鉢の底にネットを敷きます。大きめに使うと、ずれずに扱いやすいです。もし小さく使う場合は動かないように針金で固定します。 |
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![]() 4. 針金を長めに用意します(10号の長角鉢で1m以上。使用後ちょうどいい長さにカットします)。鉢の底(外側)から針金を差込み、ネットを通して、鉢の両脇から出します(写真)。鉢底に軽石を適量敷きます。 ※特に浅い鉢はあまり敷き過ぎると用土が入らなくなるので、底が少し隠れる程度にします。 |
![]() 5. 用土を適量(鉢の3分の1程度)入れます。※この時も、入れ過ぎに注意します。 |
![]() 6. 植物の位置を決めます。実際にそれぞれ植物を置いてみて、配置を決めます。 |
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![]() 7. 植物の向きを決めて、苗木を針金で固定します。株元にくるっと巻きつけましょう。この時、ぐらつかないように、あまり強く締め付けないように巻きます。 |
![]() 8. 針金は最後に用土で隠すので、できるだけ下の方に巻きつけます。写真のように梅、松を巻きつけたそれぞれの針金の先を中心で巻きつけると固定できます。余った針金をカットします。 |
![]() 9. 残りの植物を向きを決めながら配置し、用土を入れていきます。植物がぐらつかないように、軽く抑えながら土を入れていきます。針金を隠すように入れることも忘れずに! |
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![]() 10. 鉢全体に土を入れて植え込みは完成。ちょっとした小山も、雰囲気が出ます。土がくずれないように用土を湿らせます。水をはった容器に鉢を入れ、底から湿らせる方法もあります。 |
![]() 1. 苔を配置します。好きな位置に好きなだけ苔を置いていきます。 |
![]() 2. 割り箸などを使うと扱いやすいです。苔が浮かないように軽く抑えていきます。 ※暖かい部屋で作業する場合は、特に苔は乾きやすくなりますので、霧吹きなどをして乾かないように注意します。 |
![]() 3. 石や鶴、亀などを置いてみるとさらに雰囲気がでます。 |
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![]() 4. お好みで化粧砂を入れていきます。苔と植えた用土が見える部分にも化粧砂を入れていきます。 |
![]() 5. 完成。霧吹きなどで湿らせて、あまり暖房のきいた部屋よりも、やや涼しいところ(玄関など)で管理します。 |
![]() ■アレンジすれば 化粧砂の変わりに竹炭の細かい破片を入れるなどして、自分流にアレンジしてみましょう。器の色ともバランスを考えて入れてみると、少し変わった雰囲気を楽しめます。 |
松・竹・梅はいずれも寒さに耐えるところから「歳寒の三友」とよび、中国では昔から松・竹・梅が人々の生活に役立つことから松竹梅を一組として取り上げ、日本でもこれを受け入れて、めでたいものとして正月の飾りなどに使われます。 | ![]() |
冬でも葉の色が変わらない常緑の松は「心変わりしないこと」の意味でも使われる。神が降臨するための依代(よりしろ)とされていて、詩歌や絵画でも健康と長寿の象徴として、また「まつ」を「待つ」という意味にとらえるなど、古くから縁起の良い木とされている。
青々とまっすぐに伸び、成長が早いことなどから、縁起の良い植物とされている。松竹梅の寄せ植えでは主に笹を使い、脇役になる。
梅の冬の寒さにもめげずに美しく咲き、花に香りのあるのも道徳的にほめ、果実を食用や薬用として昔から人々の生活に関わりのある木である。 | ![]() |
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