Fumikoの季節の植物たち
2005/07
夏まっ盛りの8月は、子供達にとってはフルに遊べる夏休みとしてのひと月。小学生のころの、夏休みの一日は「ラジオ体操」から始まり、苦手だった「プールの日々」も今となっては良い思い出。ただでさえ色黒の私は、どんどん黒くなって、よく外国人と間違われたものです。今でこそ紫外線やオゾン層の破壊などが話題になって肌を日にさらすことの危険が叫ばれていますが、当時はのんきに肌を焼き、プールサイドで寝そべっていたことが今になって悔やまれます。さて夏といえば・・・コレですね。モントブレチア(Crocosmia×crocosmiiflora)

ヒマワリ(Helianthus annuspapyrus)

ギリシャ神話に、太陽神ヘリオスに恋をした娘が、その強い思いで見つめ続け、ついにはヒマワリの花に姿を変えたというお話がありましたね。実際には、ヒマワリが太陽を追うのは、若い成長期のときだけです。つぼみが大きくなって、花が咲く頃には成長が止まるため、殆ど動かなくなります。「花」と呼ばれているのは、頭状花と呼ばれる花が集まった「花序」で、キク科の花の特徴です。外輪には黄色い花びらをつけた花「舌状花」、内側の花びらがない花を筒状花として区別することもあるそうです。種はおなじみの楕円形で、縦に黒と白の縞模様が入っています。炒って食べたり、ハムスターなどのペットの餌にしたりして使えるし、種は絞ってヒマワリ油になります。そういえばイギリスの、子供向けのガーデニング絵本には、ヒマワリのページに、「ヒマワリの種が出来たら半分は収穫し、もう半分は鳥達のために残しておいてあげましょう」と書いてあり、感動した記憶があります。
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