Stuartの
ガーデン写真撮影時のテクニック
構成 - 写したいものを中心におかない
今回のテーマは「写したいものを中心におかない」。写真だけでなく、絵やガーデンデザインという違ったジャンルだとしても、ルールという意味においてはこれが一番大切なものだと言えます。

一番好きな花やガーデンのオブジェにカメラを向けるとき、通常は被写体をセンターにおくのが普通かもしれませんね。でもそれをセンターから少しはずすと、面白い写真になるのです。
被写体が大きくてフレームの中いっぱいになりそうなときでも、ど真ん中にならないように気をつけます。

右の黄色いバラの写真はFumikoさんが撮ったものですが、センターラインよりも少し上に置くことで、下の白いバラの写真よりもインパクトがあると思いますがいかがでしょうか?

3分割のルール

被写体をセンターに置かないで写真を撮るということは、難しいかもしれません。私たちは普段意識せずに写真を撮っているわけですから。でもちょっと意識を変えて、写真を撮るときに「構成」ということを頭においてみましょう。よくプランなどで考慮するのは3分割ということです。

ビューファインダーをのぞいたとき、全体を3分割したつもりになって、写してみたらいかがでしょうか?きっとその差がわかると思います。
水平線

風景の写真を撮るときも同じことが言えます。水平線を写真の中心におくと、絵が上と下半分に切られてしまいます。ガーデン写真の中で水平線を上の方に持って来ると庭が大きく見えます。
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モネの池に似せたこの庭も、橋が水平線の役割をして池を大きく見せています。 |
樹木の下部と遠くに見える水平線は写真の下、約1/3の位置ですね。 |