
シンプルなフローリングの床は、部屋がすっきりして広々とした印象を受けますね。ここでは畳の部屋をフローリングに貼り替える手順を紹介します。
やる気さえあれば、フロアー材を使って自分でも貼り替えることができます。
今回使ったフロアー材: 東洋テックス
ニューWPCほんざね横溝付76ライトチェリー
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今回は2畳のスペースに フロアー材を貼ります。 |
まず畳を外しましょう。畳は厚みがあるため、外した後に直にフロアー材を貼ると、部屋の入口との間に段差ができてしまいます。そこで高さを揃えるために下地合板を貼りましょう。
合板は畳と同じ大きさのものを使います。段差が大きい場合は床を底上げするために、合板の裏に根太(ねだ)を約300mm間隔で打ち付けます。
こうすることで高さは揃えられますし、強度も保つことができます。
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このほかに電動ドリル ドライバも使います。 |
カーペットと、その下のフェルトを外します。畳と同様に段差が大きい場合は下地合板を貼って調整します。
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刃幅の細いノコギリが 適しています。 |
まずはじめに、これからフロアー材を貼ろうとする部屋に何枚の材料が必要かを計算します。板の目が半端になったら、それは部屋の隅に貼るように設計しましょう。
2列目は1列目と継ぎ目が揃わないようにするため、下の図のようにフロアー材をカットします。こうすることでフロアー材は交互に貼られ、板の継ぎ目は揃いません。
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フロアー材は根太と 直角に置く |
部屋の隅から、フロアー材を仮置きしていきます。
そのときのポイントは、
の3点。
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ここが「さね」の部分 |
フロアー材を貼る方向は部屋の間取りに応じて決めます。部屋の長い辺に沿ってフロアー材を貼るのが一般的な貼り方。ほんざねフロアーはメスザネにクギ止めをするので、図のように右端から貼り始めます。
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壁に接する「さね」はカット |
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ボンドやクギは まだ使いません |
仮置きなので、この段階での接着剤、クギは不要。手前から凹凸のジョイントを結合させるように置いていきます。しっかりと密着させるために当て木を使って奥まではめ込みます。
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半端なサイズの フロアー材が必要に |
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切った断面を 壁側にしましょう |
部屋の隅まで置いて行くと、どうしても半端なサイズのスペースができてしまいます。このスペースのサイズをキッチリ測り、フロアー材をサイズ分にカットします。
ここでカットしたフロアー材は仮置きしてはいけません。全てキッチリ置いてしまうと、仮置きにもかかわらず取れなくなるからです。
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鉛筆で1枚ごとの 輪郭をつけます |
全て置いたら、1枚1枚取り外します。このとき、下地合板に置いたフロアー材の位置に鉛筆で印をつけておきます。フロアー材を取り外すたびに輪郭をなぞるようにすればわかりやすいでしょうか。
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