アカヒレやベタは、小さくて酸素の消費量が少なく、水質の変化にも強いので、小さな容器でも元気に飼うことが出来ます。
お洒落なコップや花瓶などの小さな容器で、アカヒレやベタを飼ってみましょう!
コップやビンなど水が1L程度入る容器を準備。つぎに"グラスサンド"を軽く洗ってから容器に入れます。
※ショーベタを飼う場合は少し大きい4、5Lの容器を準備しましょう。
容器に水道水を注ぎ、"液体カルキぬき"で有害なカルキを抜きましょう。
アカヒレやベタの水温と合うまで待ってからそっと容器に移します。
アカヒレ
中国広東省原産、赤い尾びれが特徴。幼魚期はネオンテトラそっくりの色をしている。
ゴールデンアカヒレ
アカヒレの改良品種で、綺麗なゴールデンの体色が特徴。
【体長】4㎝ 【水温】適水温25℃ 【限界水温】最低10℃ 最高29℃
※限界水温はあくまで目安です。できるだけ、適水温での飼育をお願いします。
●小型容器で飼育可能
酸素消費量が少なく体が小さいので、小型容器で飼育ができます。
●混泳可能
温和なのでアカヒレ同士や他の温和な種類と混泳も出来ます。
飼育できる目安の匹数は水量500mlに1匹で考えましょう。
●寒い時期の飼い方
寒さに強いので、冬でも暖かい部屋の中で飼育する場合はヒーターがいりません。水温が10℃を下回る場合は、観賞魚用のヒーターをつけましょう。
ベタ・アカヒレにおすすめの水草
水草は水質の浄化や酸素の供給に役立ち、魚を落ち着かせる効果もあるので、なるべく入れましょう。 容器に入れるだけでレイアウトできる、流木に活着した水草も売られていて便利でおすすめです。
アヌビアス ナナ/ウィローモス
ミクロソリウム/ウィローモス
【水温】適水温25℃ 【限界水温】最低20℃ 最高28℃
トラディショナル・ベタ(青)
トラディショナル・ベタ(赤)
"一般的なベタ"はタイのメコン川流域原産の"ベタ・スプレンデンス"からの改良品種です。 まず闘うための魚"プラガット"がつくられ、その色彩の美しさから鑑賞目的の"トラディショナル・ベタ"へ。 さらに、"ハネムーン"や"クラウンテール"などの"ショーベタ"へと様々な品種へ変化しています。
プラガット
戦闘タイプ
ハネムーン
半月状の尾ビレ
クラウンテール
王冠のようなギザギザの尾ビレ
【体長】7㎝ 【水温】適水温25℃ 【限界水温】最低20℃ 最高29℃
※限界水温はあくまで目安です。できるだけ、適水温での飼育をお願いします。
●特殊なエラ(ラビリンス器官)で呼吸
水面から空気呼吸ができる発達した(ラビリンス器官)を持っています。だから小型容器でも飼育できます。
●水流が苦手
大きなひれを持つベタは、強い流れが苦手です。
●1匹で飼育しましょう
オス同士を一緒にすると激しく闘うので絶対にやめましょう。ベタは別名「闘魚」と呼ばれています。メス同士もオスほどではないがケンカをします。
ケンカが激しいときは別々にしましょう。オスとメスも繁殖以外のときは別々にしてください。
●寒い時期の飼い方
ベタは寒いのが苦手です。観賞魚用のヒーターやパネルヒーターを使用して、水温25℃ぐらいに暖めてあげましょう。
フレアリング
オスは闘争心が強いので、オス同士をお見合いさせるとガラス越しでも、ヒレやエラを広げて威嚇をします。
これをフレアリングと言い、ショーベタの世界では定期的に目隠しを外して、綺麗に尾を広げるトレーニングをします。
ベタは、泡で水面に泡巣を作り、子どもの世話をします。
①巣作り
オスが口から出した泡で水面に泡巣を作ります。
②産卵
オスがメスに絡みつき、メスから産み落とされた卵を、オスが泡巣に運びます。オスはふ化までの間、何も食べずに泡巣を守り、 卵の世話を続けます。メスは産卵後はすぐに別の水槽に移しましょう。
③孵化~稚魚の育て方
泡巣の中にいる間の稚魚はオス親が世話をします。稚魚が泡巣から離れ泳ぎ始めたらオス親も別の水槽に移しましょう。
水量が少なく水質が悪くなりやすいので、3日に一度全部の水を交換しましょう。
①お魚や水草をプラケースなどに移しましょう。
②残りの砂利などは洗面器やバケツに移し、水道水で米を研ぐようにして綺麗に洗います。
③コップに砂利を戻し水道水を注ぎ "液体カルキぬき"でカルキを抜きましょう。
④コップとプラケースの水温を合わせてからコップに魚と水草を戻します。
フィルターをつけると水質が安定して飼いやすくなり、水換え期間も長くなります。
水換え頻度の目安は2週間に1度。
①水槽の総水量の1/3程度の水をバケツにくみとり、その中でろ過装置のろ材やマットを軽く洗い、
その後バケツの水は捨てましょう。
②空のバケツに水道水を入れ"液体カルキぬき"でカルキを抜きましょう。
③バケツの水を水槽の水温と合わせてから、水槽にゆっくり注ぎ入れ、ろ過装置をセットしましょう。
限界水温以下になる場合、観賞魚用ヒーターかパネルヒーターを使用しましょう。小型容器の場合は容器の下に敷いて使用する パネルヒーターが便利です。
サーモスタット付き観賞魚用ヒーター
容器の下に敷くパネルヒーター
情報提供:株式会社キョーリン
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