メモ
一般名・・・ギボウシ
学名・・・Hostabr
科名・・・ユリ科
橋のらん干についている宝珠に花の形が似ていることからこの名が付けられています。 大株から小株まで品種がたくさんあります。こんもり茂る葉はいろいろなバリエーションがあって美しく、 日陰でも育つのでシェードガーデンにピッタリです。
長年植えたままの株は根腐れや根詰まりを起こしやすくなるため、植え替え及び株分けを行います。株分け適期は11月~3月ですが、芽を確認しやすい1月~2月に行うと良いでしょう。
鉢から株を抜きます。 根の間に竹ばしを入れ、根をほぐして土を落として行きます。
植え込みの用土は市販の園芸培養土でも大丈夫ですが、鹿沼土を20~30%ぐらい混ぜても良いでしょう。 水はけの良い土を好むため、配合目安としては赤玉土4・鹿沼土2・腐葉土3・玉砂利1です。
鉢の深さの4分の1位まで用土を入れ、根を広げて株を置き用土を入れていきます。
株分けをする際は2芽以上つけて株分けすることが必要です。
メモ
ギボウシは半日陰~日向に適した植物ですので、強い日差しの下では葉焼けする恐れがあります。
比較的乾燥には強いです。鉢の表面が乾いたら水をあげてください。
休眠期の11~3月は控えめにして下さい。
植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜて与えてください。
また9~10月にはお礼肥を与えてください。
あまり肥料を必要とする植物ではないので地植えの場合はお礼肥以外行う必要はないでしょう。
開花した後はほぼ1日でしぼんでしまいます。花が散った後は花茎の根元から切ってください。
比較的病害虫には強い植物ですが、おもに「白絹病」と「ナメクジ」による被害があります。
症状
株の茎の地際や葉柄、 周辺の土壌に白い絹糸状の菌糸ができ病原菌が増殖し、 白色のアワ粒状の菌核が形成されます。茎や葉は枯れ、根茎は腐敗し、株全体が倒壊します。
対策
軽症なら葉を取り去り、 その周辺と株全体に殺菌剤を散布します。病状が進み、倒壊にいたる場合は、 すぐに株を撤去し、土も10センチ程度除去します。
症状
やわらかな若い葉や花弁を好んで食べ、不規則なかじり跡を残します。
ナメクジの通った後は、白く光る筋があるため、ナメクジの被害と判別できます。
対策
株元にナメクジ用忌避剤を散布する。