イングリッシュガーデンがブームになって以来、よく聞く言葉にこの「ボーダーガーデン」がありますね。さてこのボーダーガーデンってどんなガーデンなのでしょう? 英語で Border 「ボーダー」というのは境界という意味です。生垣や、壁に沿って延ばした細長い帯状の花壇を指し、草丈の高い植物を奥に、手前に来るに従って低い植物をセンスよく植栽します。 もともとは、フレンチフォーマルスタイルの花壇の周辺に作られていたものが、イギリスで発達したもので、今ではイギリスのガーデンスタイルを代表するとも言われています。宮殿などでは、幅が 3m で長さ 200m というものすごいボーダーガーデンもあるんですよ。 一般的には 1m からせいぜい 2m ほどの幅で宿根草や1,2年草を中心とした植栽をしますが、フラワーボーダー、シュラブ(潅木)ボーダー、ホワイトボーダー、レッドボーダーなどコンセプトやカラースキームを決めて年間計画を立てるとまとまりのある美しいボーダーガーデンとなります。 ただし、フラワーボーダーにするには厳選された植物とともに、丁寧なメンテナンスも必要になりますから、潅木などとあわせて計画するとメンテナンスが楽になるかもしれません。でもお花好きな方なら、草木だけのフラワーボーダーも、チャレンジする価値はありますよ。 ボーダーガーデンにする予定の庭の環境によっては、日当たりのよいもの、また日陰に強い植物など、選ぶ植物が限られるかもしれません。又植える時期によっても全く変わりますね。長い時間をかけて少しずつステキなボーダーにしてゆくことをお勧めします。 例えば・・・日当たりが良い場所を想定して、夏花壇という設定で考えると、個人的な好みでしたら私は以下のような組み合わせが好きです。実際のプロジェクトでの作業では植える時期や面積、レンガの色との兼ね合いも考え合わせましょう。
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