レンガを使ったガーデンプロジェクト
Brick Project ブリックプロジェクト:フィーチャーウォール
Feature Wall フィーチャーウォール
このプロジェクトでは、アイハザード(目隠し)的役割と同時にディスプレイするウォールとして考えています。
通常ウォールというのは境界部分に作ると考えますけれど、ガーデンのバックグラウンド(背景)として使うのはいかがですか?
今回のプロジェクトはご紹介する6つの中でも難易度が高いので、実際の作業にあたっては、事前のプランニングと、レンガの個数などを計算しておくことが必要です。
基礎を準備する前の堅くて平らなところで、レンガを並べると、実際のウォールの幅や、施工に必要なレンガまたはカットが必要なレンガの数を数えるのが容易です。ここではレンガをダブル積みとし、フレミッシュボンドの積み方にしました。フレミッシュボンド
Step1 施工面の準備と基礎
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基礎部分の大きさは、どのくらいの量のレンガを、縦横どんな大きさで作るかによります。ウォールが高ければ高いほど基礎は深く作る必要があります。 このプロジェクトではウォールよりも少し幅広く基礎を作って強度を高めました。基礎が乾くのを待って、ウォールを作ってゆきます。 |
Step2 レンガのカット
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ダブル積みのウォールを作るためにはレンガを半分のサイズにカットしたものと、3/4にカットしたものが必要になります。予めカットしておくと後の作業が容易です。 |
クラブハンマーと、ブロスターチーゼルでカットできます。 | |
>> レンガのカットについてはここをクリック |
Step3 一段目を積む
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3/4にカットしたレンガを端に持ってきます。フレミッシュボンドでは水平部分はレンガ2個をならべるため、(レンガ1個を縦に置けば同じ幅)目地はありません。2段目に行く前にレベルチェックをお忘れなく。 |
Step4 二段目を積む
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2段目ではカットしたレンガを使う必要はありません。サイドと、上部のレベルチェックをしましょう。 |
Step5 棚の積み方
Step6 ニッチ(壁がん・花瓶や像などを置く壁の窪み)のレベル
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ニッチを作るには、スレートのタイルを置いた後ろの部分をシングル積みにします。上部のスレートを入れる前に4段目を積んでゆきます。 |
Step7 ニッチの上部
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スレートを少量のモルタルでセットします。レンガを加えることでタイルをしっかり押さえることができます。 |
Step8 笠部分
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少し違った色のレンガを笠石にしました。プロジェクト4のコンテナで使用したものと合わせるためです。 |
Materials List:材料リスト
Layer1 ‐ 1段目フルサイズレンガ 4個
3/4サイズレンガ 4個
Layer2 ‐ 2段目
フルサイズレンガ 7個
Layer3 ‐ 3段目(棚のある段)
フルサイズレンガ 3個
3/4サイズレンガ 4個
Layer4 ‐ 4段目(ニッチのある段)
フルサイズレンガ 4個
3/4サイズレンガ 4個
1/2サイズレンガ 1個
Layer5 ‐ 5段目(棚のある段)
フルサイズレンガ 3個
3/4サイズレンガ 4個
Layer6 ‐ 6段目
フルサイズレンガ 4個
3/4サイズレンガ 2個
1/2サイズレンガ 1個
Layer7 ‐ 7段目(ニッチの上部)
フルサイズレンガ 4個
3/4サイズレンガ 4個
Layer8 ‐ 8段目(笠)
フルサイズレンガ 8個
Foundation stone ‐ 基礎砂利
・20kg 入り×2袋
Ready mix cement ‐ レディーミックスセメント
・基礎とウォールに各1袋
Tools:道具
安全に作業するためのもの一式・スペードやシャベル
・バケツなどモルタルを練る容器
・コテ
・水平器
・杭と糸
・ハンマー
・メジャー
・クラブハンマーとブロスターチーゼル(レンガのカット用)
・スポンジ(モルタルの汚れをふき取るため)
Time:施工時間
週末の作業で仕上げることができます。ヒント
・ウォールは平らなところで一度並べて模様を確認すると良い。・レンガをカットするときには正確に。小さすぎると目地が不自然に大きくなる。
・タイルはアングルグラインダーでカットすると良い。
・水平器は頻繁に用いてチェックし、また離れたところからプロジェクトを見て作業が正しいかどうか確認する。
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The Project Gallery プロジェクトギャラリーはこちら レンガのプロジェクトは、庭のためのステージです。植物は育ち、常に変化を続けてゆきます。 さて今月はどんな風になっているでしょうか? |
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